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書評 『科学の現場』 著:坂井克之

科学とはどういう性質のものなのか、いまの社会における”科学”とはどのような役割を果たしているのか
明確にわかる一冊でした。書評というよりも気になったところのまとめです
 
“科学”は成果ではなくプロセスとして定義される。
 「真理追求としての純粋科学」と「人間の営みとしての科学」という2面性がある
と言うのは、自分の中では腑に落ちるものがありました。
 
 
【内容】
■科学の2面性
     真理追求としての純粋科学
     人間の営みとしての科学
 
■それぞれのレイヤーでの2面性による複雑化
     個人     科学と生活
     組織     科学と権力
     社会     科学と利益
 
■科学の性質
  • 科学は知識を生み出すための過程
  • 科学はすべての疑問に完全に答えることはできない
  • 科学は証拠を要求する
  • 科学は論理と想像力の融合である
  • 科学者は偏向を特定し回避する
  • 科学は権威ではない
■科学と技術
     技術は科学に依存している
     技術は研究の手段であると同時に科学に新しい方向性を示すこともある
 
■基礎研究と応用研究
     基礎と応用の差は、応用までの時間軸の違い