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書評『十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争』著 : 峯村 健司

■概要

中国において習近平が13億分の1の男、すなわち総書記に上り詰めるまでの権力闘争を描いたノンフィクション。
筆者は、習近平の権力基盤の捉え方が日本と、その他の国で大きく異なるという。
日本では弱いと見られがちな習近平の権力基盤は詳察してみると、盤石な耐性であることが伺える
 
中国なら発禁本と帯にもあるほど、徹底した取材に基づいていると感じる
中国を動かす原動力の本質は権力闘争にあると気付かされる一冊
 

■中国の原動力はなんだろう

もともとこの本を読むきっかけは安保法案審議が取り上げられた事にあった。
安保法案を通すか通さないかに議論が集中する中、本質的になぜ安保が存在し改変のモチベーションが生まれるのかを知りたかった。
その源泉を探る上で見逃せないのが、中国の動きを知ることだった。
 
今後の中国の動きを予想するためには、その原動力を知らねばならない。
古典物理で運動を決定するには、系に働く力を理解する必要があるのと同じように
そしてその動きの予測に対応する日本の動きを知るために。
 
中国の動きをよりクリアに理解するための1つの視点としておすすめの良書